
シャーマン2初期型について
連合軍の事実上の標準戦車として生産されたM4シャーマンはイギリス軍にも供与され、M4A1はシャーマンUの呼称が与えられました。M4A1は数多く作られた75mm砲装備のM4シャーマンの中でも最初に量産化されたタイプで、M4と同じ航空機用星型エンジンを装備、車体上部全体が鋳造製でした。初期のM4A1は、M3中戦車と同じ極初期型垂直懸架サスペンションと操縦手席前方に直視式バイザーを装備、形態上の特徴となっています。この直視バイザーは後に防御上の弱点とされ廃止されることになります。ドイツアフリカ軍団に対抗するため、シャーマンUは量産が開始されると直ちに北アフリカのイギリス軍に配備され、アメリカ軍よりも先に1942年10月の第2次エル・アラメイン戦に投入され、ドイツ軍に対する反撃に貢献したのです。
北アフリカの英軍に配備されたシャーマンは「ハウスボート」と呼ばれるトラックに偽装する為の装備や水タンク、イギリス仕様のアンテナなどアメリカ軍とは異なる独自の装備が追加され、パターンの大きな砂漠用の独特の迷彩塗装が施されていました。
M4シャーマンの全体解説はこちら
模型要目
イギリス軍向けのシャーマンとして最初に実戦に投入された操縦手席前方に直視式バイザーをもつM4A1の初期型をモデル化しました。
中期型以降と異なる車体上部は新規開発、直視バイザーは3D加工を駆使して複雑な開口部を再現。
極初期型垂直懸架サスペンションはボギー内部に発泡ゴムのクッションを内蔵することで実物と同様に可動します。
主砲は極初期の砲口のテーパーが異なるタイプもセット。
M2重機関銃は初期型のシャーマンによく見られるD69820搖架をインジェクションキットとして始めてパーツ化しました。
大型のサンドシールドや「ハウスボート」基部、フェンダー上の水タンクなど、北アフリカの英軍シャーマンに特徴的なパーツを用意。
エンジングリルなどにエッチングパーツを使用。エアクリーナーは各2種入り。
イギリス戦車兵の人形一体つき。ヘッドフォンとマイクロフォンは別パーツで再現。フィギュア原型は吉岡和哉氏です。
マーキングはエル・アラメイン戦を中心に北アフリカ戦のイギリス軍計3種入り。
デカール印刷は高品質なカルトグラフ製。
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掲載の写真は新規開発のランナーをサンド、共通部品をオリーブドラブで成形したものです。
実際の製品は機銃とジェリカン以外は全てサンドの成形色となります。
TIPS
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ライトのレンズはピンセット等で掴むと傷がつき易いので爪楊枝の先に両面テープやマスキングテープを貼り付けたものに載せて取り付けます。粘着は手で触るなどしてできるだけ少なくしておきます。 |
接着剤はリモネン系などの流し込み接着剤をライト本体のあわせ部分にほんの少量つけ、乾く直前まで放置した後に取り付けます。 |
各部品を取り付け、バランスを見ながら全体のトーンを整えます。 |
作例 example
![]() | 月刊ホビージャパン誌でライターとして活躍中の青木周太郎氏の作品です。 |
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