
実車解説
M32シリーズはM4シャーマンをベース車体とした戦車回収車で、前線において損耗した戦闘車輛を早急に回収する目的で開発されました。前身にあたるM31はM3中戦車をベース車体として使用していましたが、主力戦車がM4シャーマンに移行したことで、M4シャーマンを基にに新規開発されることとなったのです。M31での運用経験を踏まえ、M32では砲塔を撤去したM4の車体に大型のクレーンを装備し、内部のウィンチにより多様な牽引・回収方法に対応できるように様々な工夫が施されていました。クレーンのメインブームは前方に起こすことで戦車のエンジンや砲塔の交換、横転やスタックした車輛の救助が可能で、後方に収納した状態ではレッカーのように車輛を牽引することができました。車輛の前後には大型の牽引フックが装備され、大小2種のドロウバー(牽引棒)を使用して故障車の牽引を行うことができました。車輛には様々な回収機材や予備部品が搭載され、応急的な修理が可能となっていました。前線での車輛回収を目的としているため、車体の前方には煙幕弾を発射するためのM1 81mm迫撃砲が装備され、戦闘室の天面には自衛火器としてM2重機関銃がリングマウントに搭載されていました。M32シリーズは元になった形式の違いにより、M4をベースとしたM32、M4A1をベースとしたものがM32B1、M4A3をベースとしたものがM32B3と呼ばれました。M32B1は1943年12月から量産が開始され、M32シリーズの総生産数1577輌のうち約半数がM32B1で占められていました。M32B1は戦後も朝鮮戦争に参加、自衛隊にも供与され、70年代の後半まで使用され続けたのです。
M4シャーマンの全体解説はこちら
模型要目
M4A1をベースとした戦車回収車、M32B1の第二次大戦中の姿をモデル化しました。
大型のメインブームは実車と同様に可動させることで収納時と起した状態を再現できます。
車体上部を含む上部構造の殆どを新規開発、ドライバーズセクション以外の戦闘室内部も忠実に再現しました。
戦闘室内部は壁面に搭載される煙幕弾や収納ラック、乗員席をはじめ、床下に収納される大型のウィンチもパーツ化し、床のハッチから使用状態に応じて3方向に伸びるワイヤーロープの伝達の仕組みが実車同様に再現できます。
車体に搭載される2種のドウロウバーは取り外した状態に組むこともでき、車輛の牽引状態も再現することができます。
車体前面に搭載されるM1迫撃砲、クレーン使用時に車体を固定する大型の輪止め、サスペンションの車高を固定する為の固定板、大型のスナッチブロック(滑車)など、回収用の様々な装備をリアルに再現。それぞれを取り外した状態とすることで、様々な回収シーンを再現可能です。
スライドマークは北西ヨーロッパ戦線のアメリカ軍のマーキング2種類を用意しました。
The M32B1 is modeled on the Second World War varient.
Movable Main Boom to the raised position or lock position.
Most of the superstructure has been retooled including upper Hull.
Includes interior details, storage box, rack parts, smoke mortars and winch.
Includes M1 motar, two types of towing bar, snatch block, and a realistic variety of recovery equipment.
You are able to reproduce a recovery scene in a variety of situations.
Includes two types of markings of the U.S. Army.
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訂正 : Correction
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